被覆資材の改良や、植物生理学の発達で、さし木やつぎ木がやさしくなりました。当講座で、さし木つぎ木を始め、種子まき、取り木、株分け、球根繁殖などの繁殖技術が短期間で身につきます。
人気の花木や庭木、山野草、花鉢物、ラン、ハーブ類、観葉植物、古典植物から盆栽などが、種類別に詳しく学習できます。
◆こんな経験ありませんか◆
「旅先で見つけた珍しいツバキがぜひ欲しいのだが…」とか「御近所から大変美味しいカキをいただいたが、 自分でもこのカキを作ってみたい」とか、こんな経験が一度や二度はあったことでしょう。 そのとき、枝一本、葉一枚からふやせる技術があれば、望みも簡単にかなえられます。 枝一本をビニル袋に入れておけば、一週間くらいは枯れませんし、旅先からでもたいした荷物になりません。また、 御近所のカキの木でも、剪定時期に一枝をもらえばよいのですから、園芸愛好家にとってこんな楽しいことはないでしょう。 しかし、「サツキならさし木で楽にふやせるが、シャクナゲやツバキのつぎ木は難しく失敗の連続です。」という声を よく聞きます。 ベテランの園芸愛好家でも「失敗を重ねて始めてコツがつかめる」とおっしゃる方もいて、繁殖は経験の必要な 難しい技術のように思われているようです。
◆進んでいるからやさしい◆
たしかに、繁殖が長年の経験が必要とされ、特定の人だけが楽しめる技術なら、こんな残念なことはありません。しかし、植物の生理や性質、発根のしくみなどが本格的に研究された結果、難しい理論を学ぶことなく、誰にでもやさしく、しかも確実にふやせる方法が開発されているのです。論より証拠、難しいと思われているツバキのつぎ木も、実際に試されてみてはいかがですか。初めてという方でもきっと上手くいくはずです。
◆こんなに広がる園芸の楽しみ◆
欲しい植物を手軽にふやすことができればこんな楽しいことはないでしょう。 しかし、繁殖技術は、ただ植物をふやす楽しみだけでなく、園芸の楽しみをもっと大きく広げてくれます。
たとえば、実つきの悪い果樹の収穫を高めたり、盆栽や庭木の樹格を高めたり、病害虫で弱った植物の樹勢を 回復させたりできます。この他にも、たいへん広い範囲に応用できますから、繁殖技術はとても魅力的な現代技術といえます。
◆実益に結びつく繁殖技術。◆
花・鉢物・植木・緑化樹などの需要が増加する一方の今、人気種、珍貴種を選んで効率よくふやすことが、高収入をあげるコツです。あなたも、この講座で繁殖技術を身につけ、本業に余暇活用のアルバイトにお役立てください。